kintoneハンズオン勉強会&シュシュッと​お悩み解決ワークショップ

現場の声を形に変える1Day kintoneでスピーディに課題解決を体験する実践プログラム


【業務内容】

水道管路の維持管理業務、浄水場の運転管理業務など

2025年8月、東京都の水道事業を支えておられる東京水道株式会社様にて、kintoneのハンズオン勉強会&シュシュッとお悩み解決ワークショップを実施させていただきました。


東京水道様では、グループウェア製品であるkintoneを2023年よりご利用いただいています。

kintoneの利用が広がる一方で 、初めて触れる方の中には、アプリの作成方法や自身の業務への落とし込みが難しいという課題がありました。

そこで今回、kintoneについての基本の理解に加え、ハンズオンによって「手を動かして学ぶこと」、学びを活かし「現場の困りごとを解決するアプリをその場で形にすること」をねらいにした二部構成の研修を実施しました。


本研修は、先方内で業務改善の推進役割を担う管理本部事業戦略部技術調整課のメンバー4名と各事業部のメンバー28名の計32名にご参加いただきました。

第1部 kintoneハンズオン勉強会

第1部では、参加者が実際にパソコンを操作しながら、kintoneの基本操作から簡単な業務アプリの作成までを体験いただきました。

冒頭で、kintoneの特徴やアプリの作成方法、フィールドタイプなどを説明し、実務に直結する2つのアプリを作成いただきました。

1つ目は、Excelファイルを読み込んで「水道受注者アプリ」を作成し、2つ目は、ゼロベースから、様々なフィールドをドラッグ&ドロップで設置することで「水道工事点検表アプリ」を作成しました。

フィールド設定として、1つ目で作成した「水道受注者アプリ」と情報を紐づける、ルックアップの設定やフォーム中に表を追加できるサブテーブルの設定も行いました。また、アプリ作成後は、対応状況が確認できるようにプロセス設計も行いました。

情報共有改善ステップを説明した資料の写真

ハンズオン実施の様子

第1部 参加者の声

参加者のみなさまからは、以下のような感想が寄せられました。

  • パソコン自体が苦手な人にも大変分かりやすい説明だった。
    実際に水道事業に関連するアプリを作成したことで、イメージがわきやすかった
  • kintoneの操作方法を一通り教えてもらったことで、自分でアプリを作成するハードルが下がった
  • 一人一台パソコンを使用し実際に触れて体験することができたので、非常に良い経験になりました。

第2部 シュシュッと​お悩み解決ワークショップ​

第2部では、第1部で学んだスキルを活かし、実際に現場の悩みを解決するアプリを作成するワークショップを行いました。
まず、講師から現場主体のDXを成功させるための進め方(プロセス)について説明し、その後、一人ひとりが日常業務で抱えている悩みを共有しました。

悩みの共有後は、「共感度の高低 × アプリ作成難易度の高低」という2軸で課題をマトリクスに分類。「共感度が高く、かつ難易度が低い」テーマを1つ選び、グループごとにアプリ作成テーマを決定しました。

その後、問題のタイトルや発生原因を整理しながら、解決に向けたアプリをその場で開発

90分という短い時間でしたが「保有車両の管理アプリ」や「新しい文章管理アプリ」など、現場の悩みを解決するアプリのプロトタイプが次々と生まれました

情報共有改善ステップを説明した資料の写真

ワークでのディスカッションの様子

みなさまの感想

参加者のみなさまからは、以下のような感想が寄せられました。

  • 普段業務上で関わりのない部署の悩みを知ることができる貴重な機会であった。
  • 他の課の参加者と一緒にワークショップに取り組んだことで、自分では思いつかないkintone活用方法を知ることができた
  • 意見交換からアプリ作成の流れを体験することで、実務での活用のイメージができました
  • その場で問題や対応策を挙げて相談をしながら、あっという間にできてしまいました

小さな成功体験の重要性

ノーコードツールであるkintoneの魅力は、「小さく始めて、大きく育てる」ことができる点にあります。市民開発として現場で開発を進める際に、いきなり大規模なシステム開発に挑戦しようとすると、現場の負荷や導入ハードルが高くなり、開発が頓挫してしまうことがあります。

その時に大切なのが、身近な業務課題から一歩ずつ解決していくアプローチです。今回のように、現場にあるお悩みを共有し合い、どんなものであれば解決できそうかを対話と議論の中で見出し、「小さな成功体験」を積み重ねていく。そうすることで、現場のメンバーがkintoneの便利さや効果を実感し、自然と「kintoneをもっと活用したい」という声が広がっていきます

サイボウズでは、単にkintoneの使い方をお伝えするだけでなく、市民開発を社内に広げていくための、対話や議論ができるチームづくり・人材育成も支援しています。

kintone活用をはじめとしたDXに強いチームづくりや、DXに主体的に関わる人材の育成にお悩みの際には、ぜひご相談ください。

記載された商品名、各製品名は各社の登録商標または商標です。 © Cybozu,Inc.