みなさんこんにちは!サイボウズカレッジ事務局です。
今回は4月20日に開催いたしました「逆境に立ち向かう地方中小企業の挑戦 -気づいたらめっちゃDXでした♪-」のセミナー内容をレポートいたします!
当日は参加者のみなさまにもチャットへ積極的に書き込みをいただき、とても盛り上がりました!そんな様子も交えながら、愛媛バス株式会社様のDXの歩みについてレポートいたします。
目次
・登壇ユーザーのご紹介
・セミナーのポイントをピックアップ!
・クロストーク&質疑応答
・さいごに
愛媛バス株式会社 取締役 森川 由貴 氏
2014年に愛媛バス株式会社に入社。
経理、人事、労務、教育など多岐にわたり担当。
同社の社内改革を先頭に立って牽引し、2018年からは「kintone」の導入を推進。
当社での取り組みが共感を集め、愛媛県内の経済団体での講演会などにも登壇。
ー 「会社を良くしたい」という思いから始まったDX ー
森川氏の入社当時、手書きのノート6冊を使って1年間の受注管理を行うといったアナログな状況だったそうです。手書きのため読めない文字もあり、業務は属人化されていきました。こういった状況から、「会社を良くしたい」という思いで森川氏の取り組みは始まりました。まずは自分から変わってみよう!ということで、自分でできることを考えました。挨拶が少ないことに気づいて自ら積極的に行ったり、次は仕組みを変えるために営業部の問題を解決したりと、会社の「文化」を少しずつ変化させていきました。
―文化を変化させるために、「行動の仕組み」を変化させるー
「文化」という抽象的なものを変化させるためには、目に見えて、かつ文化に繋がりそうなところに変化を加えていく必要がある、と森川氏はいいます。そこで、4つの問題に絞り、取り組んでいったそうです。はじめは変化に対し抵抗もありましたが、その抵抗が強ければ強いほど、会社にいい変化を起こしている証だ、と力強くお話されました。
―kintoneを導入するも、立ちはだかる壁ー
まず立ちはだかったのは「業務改善の壁」。現状の業務を洗い出し、kintoneでどう実現するのかを図式化していきました。導入の目的も2点に絞りました。
次に立ちはだかったのは「巻き込みの壁」。社員のみなさんは「言われるからやります」という状態にありました。そこで森川氏は社員に任せつつ、巻き込みながら進めていくことに。kintoneの導入も一度白紙に戻し、第1回問題解決会議を実施。愛媛バスが今後どうなっていきたいのか?というテーマで話し合いました。この会議を通じて「良いことも課題も見える化」していったそうです。そこで「クレームのための情報共有」ではなく「相手を想う情報共有」へと考え方が変化していきました。ここで自分達には「ツール」が足りないと気づき、改めてkintone導入へと踏み切りました。
最後3つ目には「自由すぎる文化の壁」が。ここで無法地帯となったkintoneも「相手を想う情報共有」を軸に、PDCAを回しながら改善していきました。
こうして、愛媛バス全体の仕事の流れがkintoneで作りこみができるようになり、文化も変化したことで、新型コロナウイルスによる危機も乗り越えられたそうです。
―組織風土の変化、そして本質的な「DX」へー
コロナ以前から「誰かの想いも乗せるバス」というコンセプトを掲げ進んできた同社。地域社会への貢献や新規事業の開始、新しいアイデアを形にする会議を定期的に開催するなど様々な変化がありました。そこで森川氏は「業務効率化だけではDXではない、効率化の先にDXがある」と言います。DXまで進むために大事なことは「ビジョン」。つまり、どう変化したいのか、を持つことなのです。そしてそれは決して経営層や上層部だけの役割ではなく、まず今の自分に出来ることを考え、実行していくことが大切なのです。
森川氏のご講演後、「クロストーク&質疑応答」を実施!当日はZoom会場のチャットやQ&Aにて参加者のみなさまにたくさんの質問や書き込みをいただきました。そこで1つご質問をピックアップしてご紹介します。
「社員を巻き込む1番の秘訣は?」
少しずつ社員を巻き込みながら、変化を起こしていった森川氏へその秘訣を深掘りする質問。そこで森川氏は「自分ごとにしてもらうこと」が大切と言います。問題に対する危機感を持ってもらうために、森川氏自身が周りへ伝えて行ったそうです。相手を否定するのではなく、あえて斜めから少しずつ働きかけ、最後の一押しで直球で行く。これが社員を巻き込む秘訣とのことでした。
本セミナーでは kintoneユーザーである愛媛バス株式会社から 森川 由貴 氏をお招きし、変化を起こすまでの試行錯誤の軌跡をお話いただきました。参加者の多くが森川氏の取り組みを聴き、共感したり、気づきを得たりと、前向きなコメントをいただきました。
サイボウズカレッジ主催のセミナーは、講師にその場で質問して疑問を解決できるのも魅力のひとつ。気になるテーマを見つけましたら、ぜひご参加ください!