現代に必要なのは「ダメ出し」ならぬ「ホメ出し」 開催レポート

現代に必要なのは「ダメ出し」ならぬ「ホメ出し」 開催レポート

みなさん、こんにちは!サイボウズカレッジ事務局です。

今回は7月13日に開催された「現代に必要なのは『ダメ出し』ならぬ『ホメ出し』」のセミナー内容をレポートします。

「ダメ出し」という言葉は日常でよく聞くことがありますよね。 でもその反対ともいえる「ホメ出し」という言葉は、あまり耳馴染みがないのではないでしょうか?

講師である澤田さんから、そんな気になるワード「ホメ出し」についてお話しいただきました!

目次
・講師のご紹介
・セミナーのポイントをピックアップ   
 なぜ「ダメ出し」ならぬ「ホメ出し」なのか?   
 言葉は資産   
 ホメ出しのプロセス
・参加者さんの声
・さいごに

講師の紹介

コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表 澤田 智洋 氏

1981年生まれ。2004年広告会社入社

『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(宣伝会議)の著者

セミナーのポイントをピックアップ

ーなぜ「ダメ出し」ならぬ「ホメ出し」なのか?

それは、「あなたが褒めると、世界はよくなる」から。

現代は TwitterなどのSNSで簡単に言葉を発することができ、また多くの言葉を目にすることができる時代です。それ故に、ダメ出しの言葉に溢れる「大ダメ出し時代」と澤田さんは指摘します。

では、なぜダメ出しが多いのか?それは、自分を優位的な立場にしたいという人間の本能に起因するためです。自然とダメ出しの言葉を発してしまうのは、ある意味で仕方のないこと。だからこそ、私たちは意識して「ホメ出し」をすることが必要なのです。

ただ、澤田さんが「ホメ出し」をする理由はそれだけではありません。澤田さんは言葉を資産と捉えていらっしゃるのです。


ー言葉は資産

「褒める」行為に関して、自分が信頼されたいから他人を褒める、という考え方もあります。

でも、自分が良く見られたいからという邪な考えがあると、言葉が相手に響かないことの方が多いのではないでしょうか。

澤田さんは言葉を資産として捉え、「生きるとは多くの言葉を受け取ること」と考えています。

澤田さんは言葉を下記の図のように資産化されています。

だからこそ、澤田さんは相手のことを考えて、人生の資産になるような言葉を贈るのです。

とても素敵な考えだなと思いました。


ーホメ出しのプロセス

褒めることは個人の感性に寄るものと思いがちですが、実はスキルとして身につけることができます

ここでは、その方法について簡単ではありますが、ご案内させていただきます。

<「ホメ出し」のプロセス>

このプロセスは、コピーライターの思考プロセスからヒントを得られたそうです。

①肯定

「褒める」の一歩は「惚れる」から。

恋愛初期段階のモードで人をみるのがコツのようです。恋愛中は相手の良いところばかり見えますよね。なので、相手を肯定的な目線でみることができ、魅力的な部分を見つけやすくなります。

更に、澤田さん流の方法をお伝えすると、相手の上に検索ボックスを浮かべて、「素晴らしいところ」「魅力」「僕になくて相手にあるもの」などのように、検索ワードを変えながら相手を観察することです。私もこの方法を使えるようになりたいと思いました!

ここの肯定で重要なことは、自分のバイアスを取り払うことです。人間は自分を本能的に守ろうとして、特に初対面の人にバイアスを持ちがちです。なので、愛情のあるバイアスで肯定的にみることが重要なのだと教えていただきました。

②観察

ここでは、基本的な観察軸を持つことが重要とのことです。

例えば、外見、行動、性格、信念、未来・・・

どのような軸で観察するとよいか、自分の軸を持っていると、観察が楽になるし相手を引き出しやすくなります。

澤田さんは、受け取った情報を、そのまま流さずに、軸で仕切られた整理箱に収納してストックされているのだなと思いました。これは、自分自身のことを掘り下げるのにも重要な方法のように思いました。自身の情報を収納・整理することで、自分のことも知るのにも活用できそうです。

③発見

発見は、ハッ見。

ホメ出しとは、相手に感動した、心が動いたことを伝えるための行為なので、ホメ出しのタイミングとしては下記の3点が良いそうです。

参加者から以下の質問をいただきました。

「ハッとする時というのは直感に近いようなものだと考えているのですが、心が動いた時や、大きな感動を覚えた時、言葉に表せないと感じることもあります。言葉にできないその気持ちを言語化するために必要なスキルや準備はありますか?」

澤田さんからは、「言葉のコレクションを作っておく」というアドバイスがありました。

ただ、「嫉妬したよ」と思ったことをそのまま表現しても伝わるので、スキルは大事だけど、それに飲み込まれないように、といったアドバイスもいただけました。

④表現

ホメ出しの表現は、大きく分けると下記の3点。

上図の③キーワードとは、魅力がいくつかある場合に、それを1つに表すための運命のキーワードです。

そして、表現のワードが単調になってしまう場合は、なぜそう思ったのかを深堀する訓練をすることが大切だと教えていただきました。

例えば、いつも「すごい!」「素敵!」と同じ言葉を使ってしまう時には、「なぜ、すごいと思ったのか」の理由を深堀りして復習すると、今度はその理由を言葉にして伝えることができます。

参加者さんの声

最後にセミナーに参加されていた方からのコメントを一部ご紹介いたします。

・ホメ出しという言葉を使いながら、褒めるスキルではなく、相手のいいところを探すコツを聞くことができた
・コピーライターのご経験からの視点でのお話しがとてもユニークに感じました
・ホメ出しの目的・ポイントがぎゅっと詰まった1時間でした。要点を押さえて簡潔にお話しいただけながら、サイボウズの方の考えや相槌もありながら進めていかれたセミナーとしての空気感もとてもよかったです

さいごに

「ダメ出しは、減点法」「ホメ出しは、加点法」

なので、ホメ出しは無限に広がる世界だとお話しいただきました。本当にあっという間の時間でした。

あなたが褒めると、世界はよくなる

ぜひ、あなたもホメ出しを!

そして、詳細は著書の『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』をぜひご確認ください。

サイボウズカレッジでは、今後も様々なセミナーを開催していきますので、ご興味のあるセミナーがございましたら、ご参加お待ちしております!